30代のころに家業を継いで君島建築(有)の社長になる前は不動産業界で働いていたという君島進社長。業界は違えど土地は住宅と密接な関係にあるので、土地探しからはじめられる施主さんへのアドバイスなど、そのころの知識とネットワークをいかして役立てているという。

そんな君島社長が今力を入れて取り組んでいるのが、建築家との良質な家づくりを宇都宮を中心に栃木県に根づかせることである。それというのもまだ栃木では、建築家に家づくりを依頼するのはごく少数の富裕層で、依頼するにしても東京の建築家にお願いするパターンが多い。そこで地元の若手建築家を中心に組織化して建築家との家づくりのブランドを展開している。コンセプトはは、「ハッピーな家を建てる建築家集団」。ハートマークをブランドのアイコンにして親しみやすいブランドイメージを構築している。
「父の代では昔ながらの工務店だったのですが、20年数前に私が話の合う建築家と出会いまして、一緒にいろいろやっていこうと感じになって、それがはじまりでしたね」と君島社長。「なかなか保守的な土地柄ゆえに建築家との家づくりを浸透させていくのは大変なんですけど、でも、だからこそチャンスだと思っているんです。建築家がつくる家はやっぱり違う。図面からして違いますからね。いいものは必ず伝わると、そう信じていますから」

新ブランドを中心に宇都宮で建築家との家づくりを推進する君島氏はもちろん「木の家推し」である。できるだけ地元の木を使って“地産地消”の推進、柱や梁も建具も無垢材の木のぬくもりのある家。それがむずかしければ、せめて床だけでも無垢材にしませんか?とおすすめするのだという。「やっぱり床は常に足がふれている場所ですからね。そこが無垢材であるだけでその家の快適性は上がる。全然違いますよとおすすめしているんです。」
新ブランドはモデルハウスもあり、そこへいけば「建築家がつくった暮らしやすい工夫のある家」と無垢材の家の健やかな心地よさが体験できる。この春にはモデルルーム内で建築家が講師を務める家づくりの塾を予定している。楽しいワークショップなんかもある家づくりの塾だという。次から次への君島社長の積極的な攻めのアプローチ。宇都宮に建築家の家づくりが根付く日も近いのではないだろうか。

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建築家住宅はやっぱり違う。ぜひとも宇都宮に根づ かせたい、と語る君島進社長。


「HAPPY?」とメッセージが入ったおしゃれな黒い ハートが新ブランドのシンボルマーク。


積極的にイベント参加している。新ブランドの楽しげな顔出しパネルで人々の足を止める。


新ブランドのモデルハウス。珍しいシック色の塗り壁 が特徴的。木の色とよくマッチしている。


「育みの家」とネーミングし「子育てしやすい」を テーマに設計。随所に建築家ならではの工夫がある。


モデルハウスでは君島社長の奥さま手作りスイーツ が出ることも。腕前はプロ級なのです。